【京都金杯展望】シュリが重賞初Vを目指す

 「京都金杯・G3」(1月5日、中京)

 京都競馬場の改修工事に伴い、今年は中京を舞台に行われる。混戦ムードだが、目下2連勝中と勢いに乗るシュリを主力視。前走のリゲルSは、好位のポジションから直線でしっかりと脚を伸ばし、オープン初戦を着差以上に中身の濃い内容で制した。以前は折り合い面に課題があったが、精神面の成長が著しく、4歳秋を迎えて完全に軌道に乗ってきた感。3連勝でマイル路線の新星となるか。

 キャピタルSを制したピースワンパラディの勢いも見逃せない。直線で馬場の中央を力強く伸びてオープン初Vを飾った。左回りのマイル戦は現状ベストと言える舞台。新春重賞Vで最高のスタートを切りたいところだ。

 富士Sは1番人気で9着に敗れたサトノアーサー。発馬で出遅れ、直線も全く見せ場はなかった。ただ、2走前の関屋記念では、4角17番手から差し切って重賞2勝目をゲットしたように、豪快な末脚は健在。直線の長い左回りコースは合っており、巻き返しのシーンがあってもおかしくない。

 マイルCSでは14着に敗れたタイセイビジョンだが、19年朝日杯FSではサリオスの2着に入った実力馬。軽視は禁物だろう。条件戦を2連勝中のトリプルエース。馬体が20キロ増とパワーアップを遂げたことで、持てる力を発揮できるようになってきた。不気味な存在だ。リゲルS3着のレッドガランはマイル戦なら好勝負可能。18年NHKマイルC覇者のケイアイノーテック、クイーンSを勝ったレッドアネモスにも警戒が必要だ。

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