【京都2歳S】ワンダフルタウン本領発揮 鮮やかまくり差しで初タイトル!

 「京都2歳S・G3」(28日、阪神)

 見事に巻き返した。3番人気のワンダフルタウンが、叩き2走目で本領発揮。後方3番手から鮮やかに差し切り、デビュー4戦目で初タイトルを手にした。

 検量室前。引き揚げてきた和田竜は開口一番、「いい展開やった」と笑顔。戦前から、先行勢の多さと目標にすべき馬をインプット。上がり勝負に屈した前走の敗戦も踏まえ、ロングスパートを敢行した。「長くいい脚を使えるし、決め手もしっかりしている。頼りになる相棒です」。全ては計画通り。直線外から力強い末脚を繰り出し、マークしていたラーゴムをゴール前できっちりととらえた。

 新馬戦では、のちに東スポ杯2歳Sを制したダノンザキッドの2着。続く新潟の未勝利戦をレコードで快勝し、一躍クラシック候補に名乗りを上げた。だが、復帰戦の萩Sは16キロの馬体増がこたえて3着に敗退。今回は汚名返上と意気込んだ一戦だった。

 高橋忠師は「前走は休み明けで重たいのは分かっていた。今回はマイナス2キロでも緩めずに乗ってきた。最後の100メートルも力を振り絞って走っていた」と好結果を得て安ど。今後については「1カ月後、使うかどうかは馬の様子を見て決めたい」と話すにとどめたが、視線の先にはダノンザキッドとの再戦が期待されるホープフルS(12月26日・中山)がはっきりと視野に入っている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス