【エリザベス女王杯】ラッキーライラック好調キープ 阪神開催も歓迎

 「エリザベス女王杯・G1」(15日、阪神)

 連覇となれば、史上4頭目の記録。これまでラッキーライラックとともに歩んできた担当の丸内助手が、9日朝もいつも通りに熱っぽく伝えた。

 「(引退への)カウントダウンは始まっていますからね。既に馬体は完成し切っている馬。いい状態をキープしてきました」

 ここまでG1・3勝。しかし、大阪杯Vの勢い駆って臨んだ宝塚記念は6着に終わり、巻き返しを狙った札幌記念も3着。「宝塚記念は大阪杯の疲れが残っていたかもしれません。その中での札幌記念でしたからね。それに人気を背負うと前でのレースをせざるを得なくなる。末脚が武器なのに発馬が良くて前にも行けてしまうから難しい。本当は我慢をさせた方がいい」と同助手は分析。札幌記念後はそのまま北海道で放牧。連覇を目標に立て直された。

 天皇賞・秋をアーモンドアイで勝ち、先週は京王杯2歳S(モントライゼ)、アルゼンチン共和国杯(オーソリティ)と土、日曜連続で重賞を制したルメールも頼もしい限り。無論、阪神も歓迎だ。「大阪杯を勝っていますからね。フットワークの大きな馬ですが、仕掛け過ぎなければ大丈夫」。8冠馬も宝塚記念馬も不在の一戦。ここで負けるわけにはいかない。

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