武豊が約2週間ぶりにトレセンへ

 仏遠征後の2週間の自主隔離期間を終了した武豊(51)=栗東・フリー=が21日、栗東トレセンに姿を見せた。「意外と早かったね。最初から(隔離ということ)だったし、“巣ごもり”準備はできていたから。ゆっくりしていたよ」と笑顔。天皇賞・秋に出走を予定するキセキの1週前追い切りなど、普段通りの姿で調教に汗を流した。

 復帰週は連覇の懸かる菊花賞が開催される。騎乗するアンティシペイトは前走の阿寒湖特別でコンビを組んで快勝。「長距離は合いそう。緩急のつく競馬は苦手かもしれないけど、京都三千は悪くない」。現在は6分の4の抽選対象だが「出られればいいけどね」とゲートインを願っていた。

 隔離期間中には、中央競馬でも有観客を再開した。「テレビで見ていたよ。まだ少しだけどね」。京都競馬場は改修工事前最後の開催。「競馬場がなくなるわけじゃないからね。新しい競馬場も楽しみ。急いで造ってほしいね。俺が乗っているうちに」と“ユタカ節”で周囲を笑わせていた。

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