【秋華賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「秋華賞・G1」(18日、京都)

 京都競馬場のある京都府南部の日曜の天気予報は終日晴れ。一方で土曜の日中は雨が降り続き、芝は稍重から重まで悪化した。回復はするだろうが、パンパンの良馬場を望むのは厳しい情勢だ。

 同舞台で行われた紫菊賞の勝ち時計は2分4秒6。重馬場に加え、前半5F通過が64秒3というスローペースの影響もあったが、過去5年で最も遅いタイムだった。ある程度回復しても、1分59秒台後半あたりの決着となりそうだ。

 土曜の芝は稍重~重馬場で、上位に来た馬は道中も直線も馬場のいい外を回っている馬が多かった。パンパンの芝状態が望めそうにない状況は、重馬場だった桜花賞を差し切り、馬場を全く問わないデアリングタクトには追い風だろう。ただ、当コーナーの推奨馬が圧倒的1番人気馬では芸がない。ここは同厩舎のミスニューヨークをプッシュする。

 稍重の紫苑Sで5着と敗れたが、伸び切れなかったのは、久々の分が災いしただけ。勝ち馬とは0秒3差で、全く悲観する必要はない。1勝クラスを稍重で勝利し、2勝クラスV時は重馬場だった。走りに力強さがあり、タフなコンディションでもパフォーマンスが落ちないのが強みだ。

 比較的馬場のいいところを選びやすい外めの枠は好都合だろう。道中での体力の消耗を防ぎ、余力を持ってスムーズに直線に向く形なら、僚馬を脅かすような大駆けが期待できるに違いない。

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