武豊騎手が公式サイトで帰国を報告

 凱旋門賞でジャパン(牡4歳、愛国)に騎乗するためフランスに遠征していた武豊騎手(51)=栗東・フリー=が8日、自身の公式サイトで帰国を報告した。同騎手は陣営からのオファーを受け渡仏したが、レース直前にジャパンを管理するA・オブライエン厩舎が使用する飼料から禁止薬物が検出されたことが判明。無念の出走取消となった。

 「無事に帰国しました。まさか、凱旋門賞を勝負服を着ないで観戦することになるとは想像もしていませんでしたが、調教師、オーナーほか、関係者の落胆を思うとボクだけが沈んでいるわけにもいきません」と複雑な心境を吐露。

 今後は新型コロナウイルスの感染予防対策のため、2週間の隔離生活を余儀なくされる。「今週、来週の競馬は自宅からの観戦になりますが、これは行くと決めたときから覚悟していたこと。英気を養い、菊花賞の週から万全の体調で復帰します」と24日の実戦復帰へ向けて強い決意を示した。

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