【神戸新聞杯展望】コントレイル勝ち方問われる一戦

 「神戸新聞杯・G2」(27日、中京)

 菊花賞に直結する重要な前哨戦だ。なお、今年は京都の改修工事の影響で中京で開催される。ステップ別ではダービーからの臨戦馬が9勝、2着6回、3着2回と断然。この組が連に絡まなかった年はなく、春の実績馬が結果を出す傾向にある。

 無敗の2冠馬コントレイルが秋の始動戦を迎える。1週前追い切りは、栗東CWの3頭併せで圧巻のパフォーマンスを披露。2頭に大きく先着を果たし、ひと夏を越して、さらなる進化を示した。父ディープインパクト以来となる史上3頭目の無敗三冠達成へ。世代のチャンピオンが、一段とスケールアップした姿でまずはV発進を決める。

 打倒コントレイルの1番手はダービー3着のヴェルトライゼンデ。予定していたセントライト記念を熱発のため、自重。1週スライドしての参戦となったが、栗東CWでの1週前追い切りの動きから、熱発の影響は見られない。半兄は菊花賞馬ワールドプレミアという成長力に富む血筋。前哨戦で2冠馬を撃破し、菊の主役に踊り出る。

 春は京都新聞杯を制して、ダービーでも5着に健闘したディープボンド。夏場は放牧で英気を養い、1週前追い切りは栗東CWで6F82秒4-12秒1を計時。タイトなローテで挑んだダービー時に比べると動きに迫力が出て、明らかにリフレッシュの効果がうかがえる。上々の仕上がりで秋初戦に臨むだけに、金星ゲットも十分だ。

 得意の左回りを求めて参戦するビターエンダー。1週前追い切りは、美浦Wで5F67秒3-12秒4。併せ馬で最後は先着を決めた。スタートでつまずいたダービーを除けば左回りは3、1、2、1着と好相性。2冠馬は別格も、他とは力差は感じない。

 春の2冠では結果を残せなかったマイラプソディだが、潜在能力は相当。1週前には栗東坂路で好時計をマーク。見限りは早計だ。

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