【セントウルS】ビアンフェ楽々!真一文字に登坂、ひと夏越し成長見せる

 「セントウルS・G2」(13日、中京)

 古馬と初対戦のビアンフェは9日、ひと夏を越して成長した姿を見せた。

 葵S1着以来のビアンフェは、デビューからコンビを組む藤岡佑を背に栗東坂路で単走。軽快な脚さばきで真一文字に駆け上がり、馬なりで4F51秒8-37秒4-12秒3の好タイムを楽々マークした。

 見守った中竹師は「今までは右にモタれ気味だったけど、初めて真っすぐ走れていましたね」と、ひと夏を越しての成長ぶりに目を細めた。「大人の体になって、芯が入って帰厩した。皮膚に筋肉が張り付いて水っぽさがなくなっている。それがつながっているのだと思うよ」と悪癖解消の要因を分析した。

 「斤量は前走より3キロ軽くなるし、開幕週の馬場も大歓迎」と指揮官。パワーアップした快速馬が、古馬撃破で重賞3勝目をもぎ取る。

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