「フェニックス賞」（１５日、小倉）

　単勝１・４倍と圧倒的な１番人気に支持された九州産のヨカヨカ（牝２歳、栗東・谷）が、１分７秒９の好タイムをマークして逃げ切り勝ち。見事にデビュー２連勝を飾った。

　最内の１番枠から好スタートを決めると、スピードの違いでそのまま逃げる展開になった。直線に入っても最後まで後続を寄せ付けず、１馬身半差をつけて先頭でゴールを駆け抜けた。

　福永は「一般馬相手に時計も速いし、いい結果でした。馬も前回より良くなっていましたね。逃げたくはなかったが、押し切ってくれたあたり、完成度が高いし、今後に向けていろんな選択肢が増えました」と納得の表情。谷師は「このまま滞在してひまわり賞（２９日・小倉）へ」と話した。

　ヨカヨカは熊本県の本田土寿氏による生産馬。６月の阪神でのデビュー戦では一般馬を相手に鮮やかな勝利を決め、地元でも大きな話題として取り上げられた。今後もどこまで連勝を伸ばすのか大きな注目が集まる。豪雨被害に苦しむ熊本に明るい希望を届け続けてくれるはずだ。