【POG】2歳馬情報 オーソクレースは札幌でデビュー(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 いよいよ来ましたね~。新潟県民限定で、人数も600人と制限されてはいますが、3回新潟競馬は観客を入れて開催されることがJRAから発表されました。札幌、小倉は無観客競馬が継続ということですが、これは新たな観戦スタイルの第一歩と捉えていいでしょうね。元通りとなるのは現状難しいかもしれませんが、少しずつ変わっていければいいですね。

 東西入り乱れとなっている第2回の新潟開催。いまのところ新馬戦の登録頭数は思ったほどではありませんが、どうやら3週目はかなり出走予定馬が多くなりそう。美浦では2歳の入厩数も多くなってきており、3回新潟のデビューも多くなりそうです。

 さて新潟1週目の新馬はリフレイムがとんでもないレースを見せてくれましたね。前週にM・デムーロから木幡巧に乗り代わりとなったり、攻め馬に乗っていた小野寺に話を聞いていた感触では果たしてどんなレースになるのか興味深く見ていたのですが、なかなかの個性派が誕生した内容と言えるでしょう。黒岩師が「喜べない勝ち方」とコメントをしているように、関係者にとっては手放しで喜べる内容ではなかったかもしれませんが、途中からハナに立って直線では外ラチまで行って、なお勝つのですから脚力は相当なもの。外ラチと言えばエイシンヒカリのレースを思い出しますが、それに匹敵するパフォーマンスだったと思います。ぜひとも修正してファンを熱狂させるような走りを見せてくれるようになることを願っております。次走は未定。

 7月26日の新潟・芝1800mを勝ったのはドゥラヴェルデ(牡、木村、父ドゥラメンテ、母タミーン)。出遅れたり決してスムーズな内容とは言えませんでしたが、直線で抜け出すとあっさり。これは先々が楽しみになる内容だったと思います。いったん休ませて秋以降の復帰となりそう。

 近親にダービー3着のコズミックフォースやチャンピオンズC2着のウェスタールンドがいるヴェイルネビュラ(牡、大竹、父ロードカナロア、母リングネブラ)が帰厩。8月16日の新潟・芝1800mに福永で予定。非常に柔らかみがあって7月30日には69秒2ー53秒9ー39秒8ー13秒2とウッドで初時計を計時。楽しみな素材です。

 ガロアクリークの半弟となるノームストリーム(牡、中舘、父マジェスティックウォリアー、母ゴールドレリック)は8月8日の新潟・ダート1800mでデビュー予定。鞍上は石橋脩。

 半姉にフィリーズレビューを勝ったリバティハイツがいるランドオブリバティ(牡、鹿戸、父ディープインパクト、母ドバウィハイツ)は8月9日、新潟・芝2000mに出走予定。鞍上は三浦。

 母が宝塚記念などG1を2勝しているオーソクレース(牡、久保田、父エピファネイア、母マリアライト)は札幌でデビュー。8月9日の芝1800mをルメールで予定している。

 ディープインパクト産駒のバッソプロフォンド(牡、藤沢和、母レディオブオペラ)は札幌に入厩した。(馬三郎美浦支局・木村)

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