ダノンシュネラ、7・11初陣V狙う「勝てるレベル」(POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 11日の阪神・芝1600m(牝馬限定)で、池江厩舎の今年の2歳馬初陣となるダノンシュネラ(牝、父ドゥラメンテ、母ラッドルチェンド)が出走を予定している。推定体重500キロと牝馬にしては大型で迫力のある好馬体。ケイコでも素晴らしい動きを連発しており、兼武助手も「デビュー前の2歳馬でこれだけ動ける馬はなかなかいない。新馬を勝てるレベルにあると思う」と胸を張る。

 圧巻だったのは2週前の6月25日に栗東CWで行われた僚馬サトノマッスル(3歳未勝利)との併せ馬。6F地点で年長馬を3馬身追走するハードな追い切りだったが、残り1Fで馬体を並べて最後は首差先着。6F80秒6-37秒8-11秒9の好時計をたたき出した。1週前の2日は鞍上の川田を背に3頭併せの真ん中に入り、しまい重点で最先着。6F83秒1-38秒6-11秒9をマークした。25日と違って稍重馬場だったし、外に併せた僚馬シロニイ(6歳3勝クラス)を相手に追い比べで先着した内容は高く評価できるもの。「カイ食いも良く、その分、ケイコもしっかりと積めている」と仕上がりにも太鼓判を押した。

 今年の3月に開業した吉岡厩舎の2歳馬初陣は、12日の阪神・芝1800mを予定するモルフェオルフェの異父弟スマッシャー(牡、父マジェスティックウォリアー、母スマッシュ)。坂路とCWを併用して、1カ月以上じっくりと乗り込んできた。田嶋助手は「跳びが大きいので、外回りの千八はぴったりの舞台だと思う。気性も素直で、ここまで順調にきているし、いい走りができそう」と見通しを語った。翌週18日の阪神・芝1400mを予定するエルファシル(牡、父バゴ、母ドリームバラード)については「入厩後の(実質の)初追い切りだった6月27日の坂路追いで4F53秒を切ってきた(4F52秒8)からね。いい感じだし、これからどんどん良くなってきそう」と手応えを口にした。(馬三郎栗東支局・塩手)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス