父ラブリーデイに初Vを!ジャカランダレーン7・4デビュー(POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。これからのデビューに向けて準備を進める若駒を中心に東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 2歳馬、3歳馬の活躍馬を数多く輩出し、POGファンの注目度も高い中内田厩舎。早速、今年の2歳馬初陣である21日の函館新馬戦でブルースピリット(牡)がVを決めた。阪神では新種牡馬ラブリーデイ産駒のジャカランダレーン(牝、母ウリウリ)が、7月4日の阪神5R(芝1400m)を予定。産駒初勝利を目指す。5月14日に栗東へ入厩し、同28日にゲート試験を合格。その後も栗東で調整し、坂路とCWを併用して乗り込みを進めてきた。1週前の25日はCWで僚馬ダノンバジリア(牝、父フランケル、母レキシールー)と併せて、しまい重点で5F70秒6-39秒4-11秒8をマーク。軽快な動きを披露した。猿橋助手は「牝馬らしい気性ですが、そこまでうるさい感じではないです。ケイコの動きも良く、優等生の部類と入ると思います。初戦から楽しみです」と、関西圏での2歳初陣Vへ向けて力を込めた。

 7月5日の阪神5R(芝1600m)を予定するエタリオウの異父弟サンデージャック(牡、宮本、父ダイワメジャー、母ホットチャチャ)の感触も良さそうだ。1週前の24日は松山を背に、栗東CWで僚馬ニシノカムイ(牡、父ドゥラメンテ、母レッドアシェット)と併せ馬。鞍上が感触を確かめながらしまいをしっかりと伸ばし、6F86秒9-40秒1-12秒5をマーク。約2馬身半先着し、仕上がりの良さを伝えた。鞍上は「まずまずといった感じですが、順調に仕上がっていると思います」とデビューへ向けてイメージを膨らませている様子。師は「乗り味が良く、ひと追いごとに動きも良くなってきている。いくらか他馬を気にする面があるので、スムーズな競馬をさせたい」と、兄が果たせなかった新馬戦Vへ向けて期待を寄せた。

 21日の阪神新馬戦を勝ったシュヴァリエローズ(牡、清水久)。レースを振り返って、師は「勝負根性がある。追い比べで差し返したからね。まだ子どもっぽさが残る現状で、これからがとても楽しみ」と、今後へ向けてさらなる成長を期待した。次走は未定。(馬三郎栗東支局・塩手)

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