「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（２８日）

　１９年オークス馬ラヴズオンリーユー、無敗の皐月賞馬となったコントレイルなど、毎年活躍馬を送り出す矢作厩舎。現２歳世代への期待も大きい。

　今年は牝馬に素質馬がそろった印象だ。中でも注目は、ダービー馬ロジャーバローズの全妹リトルブック１８（牝、父ディープインパクト）だろう。矢作師は「飛節に弱いところはあったけど、その後は順調に来ている。馬はいいですよ。距離は二千くらいのイメージかな」とコメントした。

　シュンイ（牝、父ロードカナロア）も「早い組で５、６月の入厩をイメージしています。馬はすごく良くなっているし、期待しています。マイルくらいが良さそう」と楽しみにする。タイセイグラシア（牝、父ディープインパクト）も「期待しているからこそ急がずに行きたい。牝馬ではかなり大物感があるし、いい馬だと思います」と歯切れがいい。

　牡馬は１０年ケンタッキーダービー覇者を父に持つスーパーフェイバー（牡）が期待大。「素晴らしく良くなりましたね。伸びもあって芝の中距離でいいタイプ。一発あると思う」。リスグラシューの全弟クローヴィス（牡、父ハーツクライ）は「外傷もあったからね。リスグラシューも奥手だったし、もうひと変わりほしい」とやや慎重だった。