【競輪】日本選手権59年ぶり中止 JKA笹部会長「競輪界にとって大きな痛手」

 競輪を統括するJKAは24日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「G1・第74回日本選手権競輪」(5月5~10日・静岡)の中止を発表した。

 ダービーの通称で親しまれている日本選手権競輪の中止は、前身の全国争覇競輪時代に、施行者の東京都が開催を返上した1961年の後楽園以来、59年ぶり2回目。G1の中止は71年オールスター競輪以来、6回目となる。年末のKEIRINグランプリは89年の立川で選手会と主催者側で賞金面での折り合いがつかずに中止になったことがある。

 JKAの笹部俊雄会長は「日本選手権競輪の中止は、競輪界にとって大きな痛手を被る事態となりましたが、無観客開催を引き続き実施していくため、関係者一丸となって新型コロナウイルス感染防止に最善の努力を払ってまいりますので、ご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます」とコメントした。

 ◇佐藤慎太郎(昨年のグランプリ覇者)「選手はレースを走ってファンに車券を買ってもらうことしかできないので。選手は商品。売り手である施行者が中止の判断をしたなら仕方ない。自分を含めて多くの選手は走りたくてうずうずしている。気持ちを切らさず、次のレースへ向けてしっかり仕上げていく。楽しみにしていてください」

 ◇松浦悠士「競輪王(競輪祭優勝)の次はダービー王と思っていただけに残念ですね。日本選手権が中止になって、モチベーションにダメージがあります。レース以外で協力できることはやるつもりですし(終息後は)一丸となって開催ができるように努力します」

 ◇深谷知広「残念ですが、いろいろ考えた中での選択と思うので、しっかりとそれを受け止めます。次に向けて自分たちのやれることをやって、その場の状況に応じて、全力で取り組んでいきます」

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