【POG】3歳馬特別戦総括 メイショウボサツ、ボンオムトゥックらが2勝目

 先週末は中山、阪神、中京の3競馬場で3歳1勝クラス特別戦が3レース行われ、28日の阪神・君子蘭賞(芝1800m)はクロフネ産駒ボンオムトゥック(栗東・高橋亮)が、29日の中京・大寒桜賞(芝2200m)は7番人気のメイショウボサツ(栗東・西浦)が快勝した。続行競馬となった31日の中山・ミモザ賞(芝2000m)はウインマリリン(美浦・手塚)が、牝馬同士の争いを制して2勝目を挙げた

 牝馬限定の一戦、阪神9R・君子蘭賞は3番人気のボンオムトゥックが2馬身半差で完勝。2番手追走から直線であっさり抜け出し、4カ月ぶりの一戦でパワーアップを印象づけた。好位インで運んだ4番人気のセウラサーリがゴール前で2着に浮上。逃げた11番人気のザイラがさらに頭差の3着。松山は「スタートが良く2番手から。ペースも楽でいい形で流れに乗れました。追ってからは後ろを突き放して、いい競馬をしてくれました」と納得の表情。高橋亮師は「課題は多いけど、ここで勝てたのは良かった」とホッとした様子だった。(採点・★★★☆☆)

 中京9R・大寒桜賞は、エピファネイア産駒の伏兵メイショウボサツが2分17秒5のタイムで快勝。団子状態の真ん中から4コーナーでスムーズに外へ持ち出すと、馬場の中央から力強く脚を伸ばす。残り1Fで先頭に立って抜け出し、最後は1番人気ディアスティマ(2着)の追撃を半馬身差抑えてフィニッシュした。鞍上の幸は「ずっと手応えが良かったし、後ろから来たら、また伸びてくれました」と満足そうな表情で話した。西浦師は「前走は中山の弥生賞で駄目だったので、左回りでやりたい」と、青葉賞(5月2日・東京、芝2400m)かプリンシパルS(5月9日・東京、芝2000m)への参戦を示唆した。(採点・★★★☆☆)

 中山9R・ミモザ賞はスクリーンヒーロー産駒の4番人気ウインマリリンが、牝馬同士の争いを制して2勝目を挙げた。道中は好位馬群。進路ができた4角手前から勢い良く加速して、残り300mで堂々と先頭。後続を寄せつけずに押し切った。勝ちタイムは2分2秒5。横山武は「背中の使い方は新馬戦の時の方が良かったが、それで勝ち切るんだから能力が高いですね。良馬場ならもっといいと思います」と高い能力を感じ取っていた。手塚師は「レースが2日延びて馬体が増えていたが、勝ち切れて良かった。次はもっと良くなると思う」と話した。次走はフローラS(4月26日・東京、芝2000m)になる見込み。(採点・★★★☆☆)

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