【競輪】松浦G2初制覇「ラインのおかげ」“黄金コンビ”清水に感謝

 「ウィナーズカップ・G2」(29日、福井)

 松浦悠士(29)=広島・98期・SS=が最終3角から番手まくりで1着。G2初優勝を飾り、賞金2180万円(副賞含む)を獲得した。2角6番手からまくり上げた高橋晋也を差した守沢太志が2着に入り、高橋は3着だった。また、9Rのガールズケイリンコレクション2020福井ステージは児玉碧衣(24)=福岡・108期・L1=が最終2角6番手からまくって1着。ガールズケイリンコレクションは昨年5月の松戸以来、通算3回目の優勝を飾り、賞金215万円(副賞含む)を手にした。

 強力なラインの力で松浦がG2タイトルを手にした。「ラインの力のおかげ。かなりキツかったけど、押し切れた。清水君の番手はグランプリ以来だったけど、頼もしくて信頼できる背中だった」と先行した清水の気持ちに応えての優勝にホッとした表情を見せた。

 2月のG1・全日本選抜では松浦-清水の形で連係して清水が優勝。今回は清水が前でラインを形成して松浦が優勝。自身は全日本選抜の決勝で落車して負傷したが「ケガをしてから2場所目で優勝できた。ダメージはあったけど、これまでに落車でケガをした経験を糧に調子を戻せたのが優勝につながった」と以前と同様な力強さを取り戻した。

 この優勝で賞金を大きく上積みし、2年連続となるグランプリ出場に近づいた。「タイトルを獲っていきたい。残りのG1でもタイトルを狙って、1人でも多く中四国勢でグランプリに行きたい」と今後のタイトル制覇への意欲は増す一方だ。

 次回のビッグレースは脇本雄太や新田祐大などナショナルチーム組が参戦する可能性のあるG1・日本選手権(5月5~10日・静岡)。今やゴールデンコンビとも言える清水と共に、ラインの力で日本一の称号を目指す。

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