【競輪】“令和の怪物”寺崎浩平がデビュー最速79日でS級初優勝
「S級シリーズ・F1」(3日、小田原)
寺崎浩平(26)=福井・117期・S2=が優勝。デビューから79日でのS級初優勝は、83年4月に同級が創設されて以来、最速となる。従来の記録は坂井洋(栃木)が持っていた144日(19年11月平塚)だった。
競輪界初の早期卒業を果たして“令和の怪物”と称された寺崎に新たな記録が加わった。レースは打鐘で駆けた皿屋豊(三重)の番手にうまくハマり、直線で鋭く抜け出した。寺崎後位から迫った競輪界の第一人者・村上義弘(京都)の強襲も振り切って1着でゴールした。
前日の準決で3着に敗れて、デビューからの連勝記録は19で止まったが、そのショックを振り払う優勝だった。次走は未定。