コルテジア皐月賞へ調整開始「いい体つきになってきた」(POGブログ西)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。すでにデビューしてクラシック戦線を見据える良血馬から、これからのデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 桜花賞(4月12日・阪神、芝1600m)、皐月賞(4月19日・中山、芝2000m)を目指す馬たちの戦いも終盤戦。20日のフラワーCはアブレイズ(牝、栗東・池江)が12番人気の低評価を覆してV。デビュー2連勝で重賞初制覇を果たした。今後は桜花賞には向かわず、オークス路線を予定している。2着レッドルレーヴ(牝、美浦・藤沢和)はフローラS(4月26日・東京、芝2000m)に向かう。

 21日の若葉Sは17年当歳セレクトセールで6億2640万円(税込み)の値をつけた良血馬アドマイヤビルゴ(牡、栗東・友道)が1番人気に応えてV。次走は、優先出走権を獲得した皐月賞ではなく、京都新聞杯(5月9日・京都、芝2200m)を予定。初芝で2着に逃げ粘ったキメラヴェリテ(牡、栗東・中竹)は皐月賞へ向かう。

 22日のスプリングSはガロアクリーク(牡、美浦・上原)が中団の外めから進出し、直線で抜け出して快勝。次走は引き続きヒューイットソンで皐月賞へ向かう。2着ヴェルトライゼンデ(牡、栗東・池江)も同レースへ。3着サクセッション(牡、美浦・国枝)はNHKマイルC(5月10日・東京、芝1600m)を予定している。

 皐月賞を予定しているきさらぎ賞の覇者コルテジア(牡、栗東・鈴木孝)が18日に栗東へ入厩。25日には帰厩後の初追い切りを栗東坂路で行い、4F54秒1-12秒7をマークした。師は「今週は足慣らし程度といった感じ。僚馬のマッスルビーチ(4歳3勝クラス)と併せてしっかりと動けていた」と納得の表情。「体重はそれほど変わりないけど、馬体に幅が出て大きく見せている。メリハリがあるいい体つきになってきた」と確かな成長を感じ取っていた。 

 先週、取り上げたリアルスティール、ラヴズオンリーユーの全妹ラヴユーライヴ(牝、栗東・矢作、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー)が、無事にゲート試験に合格した。渋田助手は「牧場で大けがをして約半年間乗れない時期があったけど、ここまで来られて本当に良かった。ゲート試験をクリアできたことでストレスが軽減されると思うし、これから徐々にケイコを進めていきたい」と見通しを語った。今後については「厩舎ゆかりの良血馬。まずは担当になれたことに感謝をしたいですね。今は脚元の心配もないので、順調にケイコを積んでいけそう。あくまでも馬の状態次第だけど、未勝利-トライアルと連勝して、オークス(5月24日・東京、芝2400m)に間に合えば最高ですね」と期待を寄せた。(馬三郎栗東支局・塩手)

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