コービー事故死にルメール「テリブル…」

 同世代のアスリートととして、胸が張り裂けそうな思いだった。クリストフ・ルメール騎手(40)=栗東・フリー=は、先日ヘリコプター事故のため、41歳で亡くなった米プロバスケットボールNBAの元スター選手のコービー・ブライアント氏への哀悼の意から、所属先だったレーカーズの帽子をかぶり、栗東トレセンに姿を見せた。着ていたジャージーも、同じ紫色で統一していた。

 「リスペクトしているし、かわいそう。テリブル(恐ろしい)」。自身もよくバスケットボールに興じた。92年バルセロナ五輪のドリームチームにも夢中になった。「ジョーダン、スコッティ・ピッペン、バークレー。コービーはその後に活躍した選手だけど、ビッグスター、スーパースターだった」と肩を落とした。

 「父と娘が一緒に亡くなるなんて…」と、同じ子を持つ親として、受け入れ難い事実に絶句する場面も。「少し考えたら競馬も怖い仕事。腰を骨折して動けなくなったらとか考えてしまう。ただ、レースに行くと“勝ちたい。勝ちたい”だけなんだけどね」と、今後も目の前の一戦に集中して戦うだけだ。

 日本で活躍するトップジョッキーと、日本の神戸牛を名前のルーツに持つバスケットボール界のスター。同じ時代を駆けてきた尊敬できる同志の分まで、これからも走り続ける。(デイリースポーツ・大西修平)

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