【ボート】強敵下し、丸野一樹が2回目のG1制覇

 「全日本王者決定戦・G1」(28日、からつ)

 伏兵の丸野一樹(28)=滋賀・109期・A1=が、4カドから鮮やかなまくり差しを決め、昨年8月のびわこ周年に続く2回目のG1制覇。通算では9回目の優勝となった。2着には人気の1号艇・井口佳典、3着には白井英治が入った。

 井口佳典、桐生順平のグランプリ覇者が2人、さらにSG覇者の白井英治、湯川浩司ら豪華な優勝戦メンバーとなったが、強敵相手に若手の丸野が金星奪取だ。

 進入は3対3の枠なり。「S練習からしっかり行けるようにいろいろ想定していた」。まさにその想定がピタリ。全艇0台の速いSとなったが、コンマ05のトップS。1Mも「体が勝手に動いた」と、こん身のまくり差しでバックで先頭に立ち、ゴールまで駆け抜けた。

 昨年8月に地元のびわこでG1初V。今年は年頭からのG1を勝った。「去年はあの優勝でグランプリ出場が少し見えた。今年は早い段階で勝てたし、これを生かし年末を見据えた戦いをしていきたい」と夢が広がる。

 次節は、2月6日からのG1・近畿地区選だが、その後には、夢にまで見た師匠の吉川昭男(滋賀)と一緒に出場するSG・クラシック(3月17~22日・平和島)も待っている。今年はSG戦線でも大暴れの活躍をし、グランプリ出場に向け突き進む。

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