【競輪】村上博幸5年8カ月ぶりG1制覇「正直獲れることはもうないのかなと」

 「寛仁親王牌・G1」(15日、前橋)

 村上博幸(40)=京都・86期・SS=が先行した三谷竜生の番手から抜け出して優勝。2014年2月の全日本選抜(高松)以来、4回目のG1制覇を果たし、優勝賞金2940万円(副賞含む)を獲得した。2着に三谷、3着に清水裕友が入った。

 村上はゴール後、何度も右手でガッツポーズ。5年8カ月ぶりのG1制覇に喜びを爆発させた。「本当にうれしいです。正直、G1を獲れることは、もうないのかなと感じていた。まさかでした」と目を潤ませて感慨に浸った。

 レースは前を任せた三谷が打鐘で豪快にカマして先行態勢に入る。快調に飛ばす昨年のグランプリ王者を、番手の村上は車間を開けて援護。ゴール前できっちりとらえて、鮮やかな近畿ワンツーを決めた。

 「三谷君が頑張ってくれました。自分自身もやってきたことが出せた。冷静に走れたし、これまでのキャリアを生かすことができたと思います」

 今シリーズは台風19号の接近に伴い、12日に予定していた2日目の開催が中止、順延。そんなアクシデントがありながらも、懸命にコンディションを整えて大会を戦い抜いた。

 今回の優勝でKEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)の出場権を獲得。「グランプリは目標にしていたので、出場できることはうれしい。今後も日々、努力をして、バンクでしっかりとパフォーマンスを出せるように頑張りたい」。実力者の言葉には力がこもっていた。

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