【キーンランドC】タワーオブロンドン躍動 ルメール「ボディービルダーのよう」

 「キーンランドC・G3」(25日、札幌)

 マッチョなボディーをこれでもかと誇示し、タワーオブロンドンが21日の札幌芝で躍動した。

 前日の大雨でやや時計を要する馬場。ゆったりした流れの中でペイドメルヴェイユ(5歳3勝クラス)を4馬身半ほど追走すると、鞍上ルメールは直線で外へ進路を取った。互いにしまい重点に負荷をかけるも、手応えの差は歴然。最後まで力強い脚取りは変わらず、余力を残して併入した。

 ルメールは「先週から良くなっていますね」と上積みを強調。スプリント戦初挑戦となった函館スプリントS(3着)については「ペースが遅く、後ろからでは届かなかった。函館は直線が短いから」と、敗因は“展開のアヤ”にあると分析した。2度目の千二を前に、「脚が短くて、お尻、肩とボディービルダーのような感じ。だから、フットワークがパワフルで短い距離は合うと思う。札幌の方が条件は良さそうだし、大丈夫」と自信たっぷり。鮮やかに重賞4勝目といく。

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