【オークス】シャドウディーヴァ再現Vだ 14年ヌーヴォレコルト制覇タッグで

 「オークス・G1」(19日、東京)

 14年Vタッグが令和最初の樫の舞台に意気揚々だ。フローラS2着から臨戦するシャドウディーヴァ。斎藤誠師は5年前の女王ヌーヴォレコルトの姿をだぶらせる。鞍上はヌーヴォと同じ岩田康。ハーツクライ産駒というのも吉兆を呼ぶ符合だろう。1勝馬と侮るなかれ。大仕事をやってのけるかもしれない。

 フローラSで2着に食い込み、優先出走権を得たシャドウディーヴァ。斎藤誠師は「あの時と感じは似ていますね」とつぶやいた。師が指す“あの時”とは5年前の樫の舞台。管理するヌーヴォレコルトが、単勝1・3倍の圧倒的な支持を集めたハープスターを打ち破り、見事G1初制覇を果たした。

 今回も厩舎の先輩と同じく、岩田康が手綱を握るのは心強い限りだ。師は「あの当時は岩田騎手と一緒に、強い馬に勝つためにはどうしたらいいのかを話し合いながら馬をつくってました」と5年前を思い起こして目を細める。

 シャドウディーヴァも岩田康とともにここまで歩んできた。美浦で行われた同馬の追い切りに騎乗した回数は、今週を含めて実に6回。デビュー前から付きっきりで調整し、G1の舞台までたどり着いた。「以前は体が緩かったけど、随分しっかりしてきた。まだ上積みはあると思うが、現時点での状態としてはピークに持ってこられたと思う」と主戦は成長を実感し、手応えをつかんでいる。

 1勝馬の身ながら強敵相手に挑む大一番。斎藤誠師と岩田康がタッグを組んで送り出す、ヌーヴォと同じハーツクライ産駒が、あっさり“5年前の再現”を成し遂げても不思議はない。

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