【フェブラリーS】インティ最速リハ 7連勝狙える仕上がりに武豊「楽しみ」

 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 目下6連勝中のインティが13日、栗東坂路で鋭い末脚を披露。万全の態勢をアピールした。歴代最多4勝を誇る武豊を背に、G1初挑戦初Vといく。一昨年の覇者ゴールドドリームも、ルメールを背に好調をアピール。併せ馬で先着を決めたオメガパフュームも、強い4歳世代の代表格として存在感を示したい。

 外ラチ沿いを真一文字に駆け上がった。目下6連勝中のインティは、栗東坂路で最終リハ。単走だったが、直後に同じレースに出走する先輩僚馬のクインズサターンを従えるような形で発進した。序盤はゆったりと入り、徐々に加速。残り1Fで手綱を緩めると、自ら全身を弾ませ、力強く末脚を伸ばした。4F53秒0-39秒0-12秒1。ラスト1Fは自己最速タイの鋭さだ。

 「予定通りの時計。最後も1Fだけ気持ち良く流そうかという話で、12秒1で来ていたしね。動きは良かった」と野中師は満足そうにうなずく。完勝した東海Sから中3週での臨戦。「今までで一番、ダメージもなく、すぐ立ち上げられた。今回が一番、馬の出来はいい」。理想的な調整プロセスを踏めたとみて間違いない。

 4走前からコンビを組む武豊も「一戦一戦力をつけています。速いタイムで、最後までしっかり走れるのがこの馬の強み」と期待大だ。03年ゴールドアリュール、06年カネヒキリ、08年ヴァーミリアン、15年コパノリッキーで歴代最多の4勝を挙げるが、潜在能力は過去の名馬にも引けは取らないという見立て。「前走は本当に強いと思った。キャリアが浅いし、まだ強くなれる。楽しみです」と声を弾ませた。

 鞍上は先週5勝を挙げ、現在21勝で全国リーディングトップを快走。「インティにとって大きな意味のあるレース。何とかこの馬にG1タイトルを獲らせたい」と言葉にも力が入る。勝てば野中厩舎にとって初のJRA・G1制覇。快進撃を続ける5歳馬は、勝ち方を知る心強い名手を背に、栄光のゴールを目指す。

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