【ダイヤモンドS】ルミナスウォリアー騎乗の柴山 40歳の心機一転に注目
精力的に動き回るベテランの姿があった。水曜の美浦トレセンに現れたのは柴山雄一騎手(40)=美浦・フリー。昨年末から一時的に栗東を拠点としている。
先週水曜は古巣の笠松へ出向き、木曜は美浦で調教をこなし、週末は小倉で競馬に騎乗した。そして、今週もダイヤモンドSでコンビを組むルミナスウォリアーの追い切りにまたがるため、美浦へ戻ってきた。「ここ2戦との比較で、だいぶ良くなっています」と17年函館記念を制した相棒を評価する。
栗東に軸足を置いたことについて、「一つのチャレンジとしてやってみようと思いました」と語る。環境の変化により、これまでとは違った見方ができるようになったという。笠松での騎乗も、栗東での活動が縁となったものだ。8年ぶりの“里帰り”に「久しぶりに行けて良かったです」と笑顔をのぞかせた。
40歳にして心機一転。貪欲に突き進む姿に今後も注目していきたい。(デイリースポーツ・小林正明)