【京都記念】タイムフライヤー復活目前 和田「調教の良さを競馬に」

 「京都記念・G2」(10日、京都)

 復活はもう目の前だ。17年ホープフルS以来の勝利を目指すタイムフライヤーは6日、和田を背に栗東坂路を単走。ウッドチップを豪快に飛ばす走りで4F52秒5-37秒6-12秒1をマークした。

 騎乗した和田は「単走でしっかりと。いい感じですよ。1週前もいい時計(栗東CW6F79秒7-36秒7-12秒2)が出ていたし、馬はへこたれてない。前回も動いてはいるが、今回の方が仕上がっている」と上積みを強調する。見守った松田師も「時計のかかる馬場の中でこのタイム。相変わらず調教は良く動きますね」と納得の表情を浮かべた。

 前走の中山金杯は勝ち馬に0秒2差の5着。「そこまで負けてはいないですし、能力はあるので。あとは位置取りが重要」と指揮官が話せば、和田も「調教の良さを競馬に生かせれば。京都の中距離はいいと思うし、うまく流れに乗ってくれれば」と期待を込める。昨年は黒星を並べたが、まだまだ上積みが望める明け4歳馬。淀伝統の一戦を制し、高らかと勝ち名乗りを上げたい。

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