【競輪】太田よっしゃV!昨年2着の雪辱、経験生かし直線豪脚発動
「ヤンググランプリ2018・G2」(29日、静岡)
太田竜馬(22)=徳島・109期・S1=が最終バック6番手から踏み上げ、直線で外を伸びて1着。G2初優勝を飾り、賞金505万円(副賞含む)を獲得した。南潤、佐々木豪の順で2、3着。人気を背負った山崎賢人は5着に敗れた。
昨年2着の太田が経験値と持ち味のスピードを存分に生かして若手レーサーの頂点に立った。「ゴールした時はあまり見えず、ビジョンに自分が映ったのでよっしゃと思った」と1周して戻ってきたホーム前では派手なガッツポーズでファンの声援に応えた。
「昨年の経験から脚をためた人が有利というのは分かっていた」と前受けからレースを進め、勝負どころまでじっくりと脚をためた。最終ホームでは8番手となったが「想定通りにレースが動いた。絶対に内だと思っていた」と最終バック手前で内を通り、竹内と門田の間をすり抜けて突破。ゴール前で南、佐々木を外からとらえてVゴールを駆け抜けた。
109期生の卒業記念チャンプとしてデビューした徳島期待のホープ。近況は話題を奪われがちだった111期生の山崎や南を力でねじ伏せ、改めて存在感を示した。「まだまだ力不足だけど、グランプリを目指すのが当然。(持ち味は)スピードなので、どこからでも行ける選手になりたい」と来年以降はグランプリ出場を目標に自慢のスピードでビッグレースでも大暴れを狙う。





