【競輪】ガールズの荒川ひかりがデビュー初優勝「和歌山は相性がいい。もっと呼んで」
「デイリースポーツ杯・F1」(29日、和歌山)
最終日10Rのガールズ決勝で、荒川ひかり(23)=茨城・110期・L1=が番手確保から差し切って1着。2016年7月のデビューから2年4カ月でうれしい初優勝を飾った。
レースはスタートで飛び出した成田可菜絵(大阪)が正攻法、荒川は2番手を確保して周回を重ねる。最後方の高橋智香(香川)が打鐘前から上昇。正攻法の成田が迎え入れて誘導員が退避。最終ホームまでに田仲敦子(熊本)、山本知佳(和歌山)が内を突いて混戦になったところを、1番人気を背負った田中まい(千葉)がスパート。まくり切ってバックで先頭に。荒川は田中後位にスイッチして、山本が続く。バック7番手から外を踏んだ三宅愛梨(岡山)は4角手前で内を突く。直線で田中をかわした荒川が、内を伸びた三宅を振り切って1着。デビュー初優勝を狙った三宅は惜しくも2着。地元の山本は3着で、まくり切った田中は直線で失速して4着に沈んだ。
2016年9月のデビュー初1着も和歌山だった荒川は「和歌山はかなり相性がいいですね。直線が長いので走りやすいです。私に合っていますね。もっと呼んでほしいです」とニッコリ。今場所を振り返って「どのレースも積極性に欠けましたが、優勝できて良かったです」とひかりスマイルを爆発させた。