【競輪】大阪府北部地震で被災の向日町が再開 現役選手、選手会幹部がファン出迎え

再開した向日町競輪でファンを出迎えた現役選手たち(左から)窓場加乃敏、日野未来、田頭寛之
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 「むこう、むこう。賞」(6日、向日町)

 6月18日に発生した大阪府北部地震で被害を受けた向日町競輪(京都府向日市)が6日に再開。開門を待ちわびた約100人のファンを現役選手、日本競輪選手会近畿支部の幹部が出迎えた。

 地震の影響で4コーナー付近にある特別観覧席(第3投票所)の大型窓ガラスが破損。飛散したうえ、割れ残ったガラスが窓枠に残るなど、危険な状況が続いたため、バンク(走路)の使用を中止していた。その後、ガラスの撤去、処分を行い、安全を確保できたことから、今回のF1・S級シリーズ(6~8日)から再開することになった。ただ、被害を受けた第3投票所は今も閉鎖されている。

 ファンの1人は「やっと(生で)競輪が見られるわ」と言いながら入場。お出迎えの選手からうちわを受け取ると、笑顔でスタンドへ向かった。

 日本競輪選手会近畿地区本部長の田中祥之(55)=奈良・52期・A3=は「選手会も向日町競輪を応援するために来ました。お客さんも開催を待ち望んでいましたし、少しでも盛り上げたいですね」と語り、同会京都支部長の窓場加乃敏(50)=京都・59期・A1=は「開催できるようになって良かったです。多くのお客さんに生でレースを見てもらえるので、地元の選手は気合が入っているでしょう」と再開を喜んだ。

 そのほか出迎えには同会和歌山支部長の池田智毅、同会福井支部長の沢田光浩、現役選手の小谷実、田頭寛之(ともに京都)、成田可菜絵(大阪)、日野未来(奈良)らが参加した。

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