【競輪】三谷竜生G1連続V 賞金1億円超え「ラインのおかげ」強い近畿の絆

 「高松宮記念杯競輪・G1」(17日、岸和田)

 三谷竜生(30)=奈良・101期・SS=が番手から差し切って1着。5月の日本選手権(平塚)から連続、通算3回目のG1優勝を飾り、賞金2890万円(副賞含む)を獲得。今年の賞金は早くも1億円を超えた。打鐘前からカマした脇本雄太はハイペースで飛ばしたものの、三谷に1/2車輪かわされて2着。最終2角からまくり上げた原田研太朗が3着に入った。

 日本選手権に続いて脇本の番手から優勝。「ラインのおかげです」と三谷は近畿軍団の絆を強調した。

 勝ち上がりでは別線もあったが、決勝は脇本-三谷-村上と3車でしっかり結束。先頭の脇本はタイミングを逃すことなく、打鐘前7番手から猛然とスパート。村上が離れてしまうほど、グングン加速したが、三谷はピタッと追走。「初日に(脇本を)抜けてなかったので、決勝はちゃんとついていってからと思いました」。3番手以下を突き放して、直線に入って脇本と三谷でマッチレースに持ち込んだ。「ゴール線を1着で通過したのは分かりました」と、脇本を1/2車輪かわした三谷が、3回目のG1優勝を飾った。

 今回はG1連続優勝を意識したのか、日ごとに表情は硬くなっていた。「緊張した中でも、結果を出せて良かったです」。昨年は日本選手権で優勝して以降、なかなか好走できなかったが、今年は違う。「体の使い方を学びながら頑張れています」と、2月に高松でG3を初制覇してから奈良、玉野で3場所連続でG3優勝。そしてG1連続優勝と荒稼ぎできている。

 同じ競輪選手だった父の典正氏は、地元バンクのびわこ(11年3月廃止)で高松宮記念杯に何度も出走。三谷が「思い入れのある大会」と位置づけるのは当然だ。「びわこがあるときは僕も練習してましたから、父に優勝を伝えたいです」。獲得賞金は1億円を超えた。「責任感を持って走ります」。8月のオールスター(平)で3連続G1優勝、その先のKEIRINグランプリ(12月30日・静岡)も制するため進化していく。

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