【宝塚記念】キセキ復活へ“我慢”の調整 タイム平凡も折り合いに専念

 「宝塚記念・G1」(24日、阪神)

 阪神復活なるか-。昨年の菊花賞馬キセキが6日、雨が降りしきる栗東芝に登場。コンビ再結成となるM・デムーロを背に、単走で6F83秒7-39秒2-13秒2をマークした。鞍上は「動き?きょうは普通。まだ2週ある」と言葉少なだったが、渋った馬場状態の上、手綱は持ったまま。タイムは平凡でも、心配することはないだろう。

 前走の日経賞では、向正面でガツンと引っ掛かって9着に大敗。当面の課題は“折り合い”だけに、前川助手は「けさは上手に乗っていましたね。よく我慢させていました」と鞍上をフォローする。中間の休養で心身ともにリフレッシュ。「精神面は安定している。食いが良くなり、いい体つきになっていますよ」。4歳馬で伸びしろは十分。反撃への準備は着々と進んでいる。

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