【オークス展望】アーモンドアイVSラッキーライラック 追う角居勢3頭
「オークス・G1」(20日、東京)
桜花賞をレースレコードで完勝したアーモンドアイが、12年のジェンティルドンナ以来となる牝馬クラシック2冠制覇を目指す。前走後はノーザンファーム天栄(福島県)へ放牧に出され、3日に美浦トレセンに帰厩。1週前追い切りでは、美浦Wでの併せ馬できっちり先着して好調ぶりをアピールした。一気の距離延長が課題となるが、強烈な決め手は東京コースでさらに生きるはず。逆転を狙うライバルたちに能力の違いを見せつける。
桜花賞では1番人気に支持された2歳女王ラッキーライラック。正攻法の競馬で勝利をつかみにいったが、アーモンドアイの切れ味に屈した。秋の凱旋門賞挑戦を見据え、ここで逆転といきたいところ。桜花賞3着のリリーノーブルも争覇圏内。安定感は随一だけに、何とか食い下がりたいところだ。
別路線組からは角居厩舎が3頭出しの攻勢をかける。サトノワルキューレはフローラSを後方から鮮やかに差し切った。強烈な決め手は侮れない。フラワーCを勝ったカンタービレは、桜花賞をパスして樫の舞台へ照準を絞った。スイートピーSを快勝したランドネは先行できる強みを生かしたい。
忘れな草賞を鼻差でしぶとく制したオールフォーラヴも、距離延長はプラス材料と言えそうだ。桜花賞4、5着馬トーセンブレス、マウレアも軽視は禁物。