【日経賞】キセキ軽快な走りを披露 復調の兆し「この馬らしいところが出てきた」 

 「日経賞・G2」(24日、中山)

 昨年の菊花賞馬キセキが21日、栗東DPで軽快な走りを披露した。しなやかなフットワークで、6F83秒5-38秒4-11秒2をマーク。雨の影響で、CWから最終追い切りの舞台をチェンジしたが、問題なく仕上がりの良さを伝えた。

 なかなか体調が上がってこない時期もあったが、「サッとやりましたが、ようやくこの馬らしいところが出てきましたね」と辻野助手。香港ヴァーズ(9着)を終えての帰国初戦。ここへきて本来の姿を取り戻してきたようだ。

 その前走は、初の海外遠征で緊張状態にあったことも影響したようだが、不良馬場の3000メートルを激走したダメージも、少なからず残っていたようだ。同助手は「しっかり乗り込んで中身はできています。次に向けて、いい競馬を」と期待を込めた。

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