バンクーバー五輪出場・吉沢純平は24歳で競輪転向「やってきたこと無駄じゃない」

 競輪選手を養成する日本競輪学校(静岡県伊豆市・滝澤正光校長)は、さまざまなスポーツ競技の成績優秀者を対象とした「特別選抜試験」を2000年から実施している。現在は、平昌五輪の出場選手などから優秀なアスリートの獲得を目指して、115期(男子)と116期(女子)の生徒を20日まで募集中。冬季五輪出場経験者で師弟関係の武田豊樹(44)=茨城・88期・SS、吉沢純平(32)=茨城・101期・S1=が志願者にエールを送る。

 武田の弟子として、12年に競輪デビューした吉沢。10年バンクーバー五輪にはショートトラック代表として出場。「あと4年続けるのは厳しいと思った」と、五輪後の24歳でスケートを引退して競輪転向を決意した。

 「引退してからも、何かモヤモヤした気持ちがあった。西谷先輩(西谷岳文=京都・93期・A1=1998年長野五輪ショートトラック金メダリスト)が競輪で活躍しているのも見ていたし、違う競技で勝負したくなった」

 吉沢は特別選抜入試ではなく、技能での受験で競輪学校に入学。「ほぼ自転車は未経験。技能受験でタイムを出すしかなかったけど、当時はタイムも遅くて。なんとか受かった感じですね」と入学前の苦労を明かす。

 「縁があって、弟子入りができた。厳しい師匠ですけど、恵まれている環境です」と卒業後は同じスピードスケート出身の武田に師事。2月の全日本選抜競輪では初めてG1レースの決勝戦に進出。「デビュー当時は、ここまではイメージできていなかった。一つ一つ重ねていって、だんだん見えてきた感じ」とタイトル奪取を狙えるまでステップアップした。

 今の吉沢だから断言できる。「競輪を目指すならば、別の競技でやってきたことは無駄じゃない。気持ちがあれば、どこでもやっていけますよ」。今後も増える他競技からの転向者のためにも、師匠と同様に走る姿で道しるべとなるつもりだ。

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