【競輪】小平や菜那も歓迎!金メダリスト本田晴美氏「使う筋肉は同じじゃ」

 競輪選手を養成する日本競輪学校(静岡県伊豆市・滝澤正光校長)は、さまざまなスポーツ競技の成績優秀者を対象とした「特別選抜試験」を2000年から実施している。現在は、平昌五輪の出場選手などから優秀なアスリートの獲得を目指して、115期(男子)と116期(女子)の生徒を20日まで募集中。冬季五輪出場選手の競輪転向について、日本でただ1人の世界選手権ケイリン種目金メダリスト(1987年ウイーン大会)で、デイリースポーツ評論家の本田晴美氏(54)は太鼓判を押した。

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 【本田晴美のケイリン金言】ワシは冬季五輪の選手が競輪界に来るのは大賛成じゃ。特にスピードスケート選手にはオススメ。なぜなら、スピードスケートと自転車は競技で使う筋肉が同じじゃから。

 平昌五輪を見ていて、スケートには自転車競技と似た種目が多いと思うた。女子が金メダルのパシュートは団体追い抜きじゃし、高木菜那が金メダルを獲ったマススタートはポイントレースにそっくり。小平奈緒も含めて、夏季は競輪場や自転車競技場なども利用して自転車で練習しとる。

 ワシが現役時代にも、スピードスケートで冬季五輪に出場してから競輪に転向した選手はおった。48期の市村和昭さん(引退)とは、よく対戦した。陸上競技や球技出身者と違い(スピードスケート出身は)最初から競輪選手の体格になっとる。現役時代からスケート出身者は競輪に向いとると思うとったよ。

 武田豊樹は29歳で競輪選手としてデビューしても、G1、グランプリで優勝して、40歳を過ぎてもトップクラスでバリバリやっとる。吉沢純平もG1などで優勝するのは時間の問題じゃろ。30歳以上でも、スピードスケートで五輪に出場できる選手なら、競輪でもトップクラスで活躍できる。(デイリースポーツ競輪評論家)

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