「大阪城Ｓ」（４日、阪神）

　鮮やかにオープン初勝利を飾った。４番人気のトリコロールブルー（牡４歳、栗東・友道）が、中団から差し切って連勝。道中は内枠を利してロスなく運んで脚をためると、直線は外に持ち出してメンバー最速の上がり３Ｆ３３秒３の豪脚を繰り出す。先に抜け出したグァンチャーレを、ゴール寸前で首差退けた。

　昇級戦を見事に突破し、初コンビの岩田の声も弾む。「乗りやすいですし、上がりも脚を使ってくれましたね。まだ余裕があるし、すごく競馬が上手です」と絶賛する。３走前の菊花賞こそ条件が合わずに１５着と大敗したが、適距離に戻して完全に軌道に乗った。「道中の折り合いも問題なかったし、重賞でもやれそうです」と鞍上。勢いに乗って、さらなる強敵に挑んでいく。