【南関東競馬】クラージュドールが重賞初制覇

 「金盃・S2」(21日、大井)

 5番人気の8歳馬クラージュドールが中団から徐々に進出し、直線で抜け出して重賞初制覇。追い込んだ6番人気のウマノジョーが2着に食い込み、3番手で追走した4番人気のキングニミッツが3着に粘った。1番人気のサブノクロヒョウは道中4、5番手を追走したが、伸び切れず6着に終わった。

 JRAから南関東へ移籍して3年目、実に15戦目にしてクラージュドールが、念願のタイトルを手にした。JRA在籍時は準オープンまでで5勝を挙げ、南関東ではこれまで重賞で2着3回。川島一師は勝利インタビューで開口一番「お待たせしました!」と満面の笑みを浮かべた。

 鞍上の森泰斗が最も気を使ったのがスタート。昨年のこのレースで大きく出遅れて3着に敗れたが、今回はゲートをスムーズに出て折り合った。道中は中団の内ラチ沿いを進みながら、4コーナー手前では満を持して先行勢の外へ持ち出す。直線半ばで先頭に立つと、外から追い込んだウマノジョーを振り切った。

 「この馬とはいつも歯がゆい思いをしてきたから、なんとか一つタイトルを獲りたかったので本当にうれしい」と森泰斗は声を弾ませた。この勝利で優先出走権を得た、ダイオライト記念(3月14日・船橋)への参戦が濃厚。川島一師は「次は未定だけど、長丁場で強い相手とぶつけたい」と交流重賞での飛躍を期待していた。

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