【すみれS】キタノコマンドール、格上挑戦で“世界の器”証明だ!

 「すみれS」(25日、阪神)

 いざクラシックへ。タレントのビートたけしが命名したことで話題のキタノコマンドールが、オープンのすみれSに格上挑戦。16年セレクトセールで、競馬界に参入したIT企業の「DMM.com」が2億520万円の高値で落札。良血馬の2戦目に注目が集まる。

 初戦は抜群のスタートを決めると、終始外めを回って直線へ。持続力のある末脚を生かし、好位から鮮やかに抜け出した。池江師は「加速するまでに時間を要しましたが、いい切れ味を見せてくれました」と実戦を回顧。ゴール前で内にもたれるシーンがあったが「仕上げ切っていなかった分でしょう。それでも結果を出すのだから能力があります」と将来性を高く評価した。

 当然、叩いた上積みは十分。1週前は新コンビを組む福永が騎乗し、栗東CWで6F82秒1-38秒0-11秒7を記録。鞍上は「スピードに乗ってからの伸びが良かった。本当に良くなるのは先だろうけど、現時点でも動けそう」と好ジャッジ。夢は大きく“凱旋門賞制覇”だ。無傷の2連勝を飾り、さらなる高みを目指す。

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