【中山記念】マイル王ペルシアンナイトが始動 小島太師はラスト重賞

 「中山記念・G2」(25日、中山)

 昨年秋のマイルCSを制し、G1ウイナーとなったペルシアンナイトが始動する。15日には栗東CWでの併せ馬で6F82秒1-38秒2-11秒3をマーク。「動きは良かった。全体的に成長している」と池江師も合格点を与える。皐月賞2着の中山なら舞台設定も申し分ない。引き続きコンビを組むのはリーディング首位を快走するM・デムーロ。強力タッグで好発進を決める。

 昨年同様、この後はドバイ遠征を計画するヴィブロスは、昨年11月のエリザベス女王杯5着以来。15日の栗東CWでの3頭併せでは6F80秒9-37秒0-11秒7と意欲的な内容で追われた。「1週前なので、しっかりやりました。順調に来ています。去年の秋よりも背が伸びている」と友道師はまだまだ進化中であることをアピール。ドバイターフを制した決め手を発揮すれば、牡馬相手でも十分に勝機はある。

 アエロリットも15日に美浦Wで6F83秒6-39秒6-13秒1。自ら手綱を取った菊沢師は「落ち着きがあって雰囲気はいい。気性的に久々を気にするタイプでもないし、体も大きくなっている」と成長ぶりに手応え。本来のリズムを欠いた秋華賞は7着に敗れたが、NHKマイルC、クイーンSを連勝した地力はやはり侮れない。

 ウインブライトは中山金杯では2着惜敗も、勝ったセダブリランテスよりも1キロ重い斤量で首差しか負けていないのだから勝ちに等しい内容といっていい。スプリングSで勝っている千八への距離短縮もプラス。相手は強くなるが重賞3勝目へ気合十分だ。

 16着に敗れた有馬記念のサクラアンプルールは、勝負どころで致命的な不利を受けたのが全て。この悔しさは昨年2着だったここで晴らしたい。

 アルターズアポジーも侮れない。G3で3勝の実績があり、とにかくハナを奪ってしまえばしぶとさを発揮する。キタサンブラックの異父兄に当たるショウナンバッハも何とかタイトルを手にしたいところ。マイネルハニーはディセンバーS、白富士Sとオープン特別を連勝。精神面が成長して粘りが一段と増してきている。ディサイファは引退レースとなる。AJCCでも4着に健闘しており能力の衰えは見られない。小島太厩舎の有終の美を飾れるか。

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