【フェブラリーS】サウンドトゥルー好感触 芝スタート不安も末脚でカバー

 「フェブラリーS・G1」(18日、東京)

 新パートナーのミナリクを背に15日、軽快に駆け抜けた。G1・4勝目を狙うサウンドトゥルーは美浦坂路で併せ馬。前走の川崎記念(5着)からレース間隔が短いだけに、目立った時計こそ出さなかったものの、素軽いフットワークを披露。堂々とした走りで存在感を示した。なお、出走馬16頭が確定。きょう16日に枠順が決まる。

 派手な追い切りはいらない。川崎記念5着からの巻き返しを狙うサウンドトゥルーは、美浦坂路でディアシューター(4歳500万下)と併せ、馬なりのまま併入。4F54秒7-39秒7-12秒5の時計を記録した。レース間隔が詰まっていることから目立つ時計は出さなかったが、動きの良さは目を引いた。

 新パートナーのミナリクは「クールホース!ボクとは相性が良さそうだね」と称賛し、初めてまたがったG1馬の背中が気に入ったようだ。「手応えは良かった。落ち着きがあって、リズム良く走れていたよ」とケイコでの好感触を伝えた。

 昨年は8着に敗退。高木師が「芝スタートに少し問題がある」と分析するように、この舞台ではスタート直後の芝部分でリズムを崩し、流れに乗れないところがある。とは言うものの、「中央のダートの方が切れを増すので」とプラス要素も口にする。スタートでの不安は、持ち前の末脚でカバーする構えだ。

 これまでにG1タイトルは15年東京大賞典(大井)、16年チャンピオンズC(中京)、17年JBCクラシック(大井)の3勝。メンバー中最多を誇り、大舞台での勝負強さがある。ここも鋭い決め手を最大限に生かし、G1・4勝目をつかみに行く。

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