【共同通信杯】絶好調・長崎は素質みなぎるアノ馬でもう一丁!
「共同通信杯・G3」(11日、東京)
先週は東西両重賞をW的中。長らく貧乏神に頬ずりされていた私だが、ようやく潮目が変わったということだろう。連勝が懸かる今週、サトノソルタスに◎を託してみる。
デビューは昨年の10月29日。かのキタサンブラックが秋の天皇賞を制した日、と言えば分かり良いか。水が浮くほどの泥んこターフはディープ産駒にとって拷問でしかないが、それを前々で粘り込んで勝ち切ったのだから、道悪適性どうこうより、脚力そのものが抜けている。メンタルの強じんさも相当だ。
キャリア1戦馬と侮るなかれ。そのわずか1戦で素質の高さを示すと同時に、良馬場をサラッと走っただけでは得られない、濃厚なレース経験を積んだとみていい。ちなみに2、3着馬もその後に勝ち上がっていることから、メンバーレベル自体も決して低くはなかった。
鞍上ムーアの手腕については今さら語るまでもなし。今回の短期免許取得は堀師たっての頼みで決まったと聞くが、昨年末から1カ月半での再来日。期間も25日までのショートステイだ。確勝級の馬をあてがうという見返りなしには、多忙な名手も二つ返事で海を渡るまい。その見返りの一つがソルタスだろう。
馬場が渋っても問題なくクリア可能。ムーアに最内枠という取り合わせも鬼に金棒だ。経済コースを無理なく運び、当たり前のようにゴールを貫くシーンが目に浮かぶ。