10年目・国分恭介「中身の濃い一年に」 同期・松山の活躍を刺激に

 年が明ければ、前年の成績はリセット。競馬関係者の誰もが“まずは1勝”と意気込むなか、京都開催で2勝を挙げて鮮やかな開幕ダッシュを決めたのが国分恭介騎手(27)=栗東・フリー=だ。

 初日の福寿草特別をブービー人気のアイトーンで逃げ切ると、2日目1Rは4番人気スリーヘリオスでV。積極果敢なレースぶりが光った。本人は「いい馬に乗せてもらいましたから」と謙遜するが、いい流れで18年を迎えたのは間違いない。

 デビューから節目の10年目。昨年は23勝を挙げたが「毎年“500回騎乗”と“30勝”が目標。決して高い数字ではないのに、ここ数年はクリアできていない」と納得はしていない。また、同期の松山は昨年の皐月賞をアルアインで制し、G1ジョッキーに。「刺激になります。今年は数字だけではなく、中身の濃い一年にしたい」と気合が入っている。

 今週は「休み明けですが、攻め馬は動いている。今年、期待している馬」と話す13日京都9Rタガノアスワドがスタンバイ。日曜は中京でさらに勝ち星を積み重ね、勢いを加速させたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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