「２歳新馬」（２４日・阪神）

　９頭立てでも血統馬が名を連ねた注目の芝１８００メートルの新馬戦。皐月賞馬アルアインの全弟ダノンマジェスティ（牡、父ディープインパクト、栗東・音無）が、単勝１・４倍の１番人気に応えてＶ発進を決めた。スローペースのなか道中は中団追走。直線に向いて大外から鮮やかな末脚を発揮。残り１００メートルで先頭をとらえると、そのまま一気に突き抜けて後続に３馬身半差をつける圧勝だった。勝ちタイムは１分４９秒９。勝利に導いた和田竜二騎手は「調教で少し掛かる感じがあったので、その点を心配していたけど、道中はうまく折り合いがついて、スローにも対応してくれた。外に出してから外に行く面を見せたけど、まだトモがしっかりしていないところもあるからね。能力は間違いなく高いので、長い目で見てくれれば」と今後の飛躍に期待した。

　なお、２着は３番人気のサンティーニ、さらに首差の３着には５番人気ボルティモアが入った。なお、シンハライトの異父弟で２番人気のシンハラージャは後方から差を詰めるも４着に終わった。