【南関東競馬】ルヴァンスレーヴ2歳王者 ケンタッキーダービーへ夢膨らむ完勝

 「全日本2歳優駿・Jpn1」(13日、川崎)

 1番人気のルヴァンスレーヴが直線で豪快に抜け出し、デビューから3連勝でJpn1のタイトルを奪取。1馬身差の2着に3番人気のドンフォルティスが追い上げ、3着には6番人気のハセノパイロが入った。2番人気のハヤブサマカオーは最後に失速して10着に敗れた。

 M・デムーロ&ルヴァンスレーヴのコンビが、圧倒的なパフォーマンスで2歳ダート王者に輝いた。

 スタートでドンフォルティスと接触して大外まで振られる不利。それでも鞍上は落ち着いていた。後方3番手からの競馬にも「スタートはいつも通り。馬の気持ちを大事に乗った。(馬の)気持ちを分かっているから“2人”でゆっくり行きましょうと話しながら乗っていました」と涼しい顔。3角手前から外々を回って進出を開始すると、その勢いをキープしたまま直線で豪快に突き抜けた。

 今年からケンタッキーダービーの出走馬選定ポイントレースになった。無傷の3連勝でタイトルをつかんだパートナーに「勝ちたいね。行きたいね」と夢を膨らませた。萩原師は「オーナーと相談してから」と明言は避けたが、「スタートがひと息なのはいつものこと。毎回いいパフォーマンスを見せてくれるね」と笑顔。まだ粗削りな面はあるが、その将来性は限りなく高い。

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