「大渦大賞・Ｇ１」（９日開幕、鳴門）

　鳴門ボートの開設６４周年記念「Ｇ１・大渦大賞」が９日から６日間の日程で行われる。大会連覇を狙う菊地孝平や当地Ｇ１Ｖ４の松井繁らグランプリ出場組を田村隆信、市橋卓士ら地元勢が迎え撃つ。注目の大一番を前に「ボートレースラジオガールズ」鳴門担当の木戸弥生さんが鳴門ボートの魅力を紹介する。

　鳴門のＧ１レースだけに、地元・徳島勢に期待せずにはいられません。特に私が注目しているのが、田村隆信選手、市橋卓士選手、山田祐也選手の３人です。

　まずはエース・田村選手。普段は優しくて紳士的な選手ですが、レースになると勝負師の顔に変わります。そのギャップがとても魅力的。大渦大賞では過去に５回優出していますが、意外にも優勝は一度もありません。「今年こそ」の思いを胸に、大活躍を見せてくれると信じています。

　いつも気さくな笑顔であいさつをしてくれる市橋選手は今年、絶好調です。３１節走って優出が１７回。そのうち優勝４回を数えます。そんな市橋選手も、Ｇ１での優勝はまるがめで行われた１５年の四国地区選手権だけ。地元・鳴門の水面でタイトルを手にしたいところでしょう。

　昨年の最優秀新人に輝いた山田選手は、ジャニーズ系のイケメンとしても有名ですね。強くなるにつれて女性ファンの数も右肩上がりです。８月のＳＧ・メモリアル（若松）では初勝利の水神祭も飾りました。地元・鳴門では４コースを得意としています。強気のカド攻めに期待しています。

　“王者”松井繁選手をはじめ強豪ぞろいの舞台。地元勢がどんな戦いを見せてくれるか楽しみです。