【NHKマイルC展望】混戦ムードを牝馬が断つか カラクレナイに注目
「NHKマイルC・G1」(5月7日、東京)
混戦ムードが漂う今年は牝馬が中心になりそうだ。フィリーズRを制したカラクレナイは、距離適性を重視してここに参戦してきた。前走の桜花賞は4着。これは昨年の覇者メジャーエンブレムとだぶらせる。1週前は栗東CWで追われ、ラスト1F11秒8を記録。松下師は「動きは良かった。体は減っていないし、ここまで順調です」と状態の良さをアピールする。
1勝馬のアエロリットだが、これまでフェアリーS、デイリー杯クイーンCで2着。前走の桜花賞も5着と、好メンバーを相手に好勝負を演じている。菊沢師は「前走後の疲れはないし、状態はいい。左回りは合うからね」と舞台変わりを歓迎。フランケル産駒のミスエルテ、ダート重賞2勝のリエノテソーロなど、他にも注目を集める牝馬が出走する。
牡馬で有力視されているのは朝日杯FS2着のモンドキャンノだ。前走のスプリングSは初の1800メートル戦で10着と持ち味が生きなかった。距離短縮で真価を発揮する。前哨戦のニュージーランドTを制したジョーストリクトリは、ここにきて調子を上げている。父ジョーカプチーノは09年の勝ち馬。父子制覇なるか。
のちの皐月賞1、2着馬を相手にシンザン記念を勝ったキョウヘイ、1戦ごとに力をつけているディバインコードも侮れない。
