【シルクロードS】ダンスディレクター史上初連覇 次走は高松宮記念直行の予定

 「シルクロードS・G3」(29日、京都)

 小雨が降り注ぐ淀のターフに、赤&黄色の勝負服が映えた。トップハンデタイも関係なかった。3番人気のダンスディレクターが鮮やかな差し切りVで、レース史上初の連覇を達成。笹田師&武豊のコンビは京都金杯(エアスピネル)に続いて早くも今年の重賞2勝目を決めた。

 武豊は「最後の直線にかけたら、よく伸びてくれた」とパートナーをたたえる。課題の発馬は決めたが、道中は位置を下げて後方からの競馬。4角で内をさばき、直線は外へ。先に抜け出したセイウンコウセイの外から鋭く襲いかかり、最後は計ったかのように首差かわし去った。

 「ラストはいい脚を使ってくれるので、道中は無駄に動かないと決めていた。いいスプリンターだね」と鞍上が白い歯を見せれば、笹田師も開口一番に、「言うことないね」と破顔一笑。「うまく内からさばいて前走より伸びてくれた。年を取っても健在だね」と、連覇を決めた7歳馬の頑張りに喜びもひとしおだ。

 今後は高松宮記念(3月26日・中京)に直行の予定だが、武豊のドバイ遠征と重なるため、師は「浜中があけばだけど…。まだ流動的」と話すのにとどめた。「まだまだ活躍できる」と名手が太鼓判を押す7歳馬が、混戦を極める今年のスプリント界を席巻していく。

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