「２歳新馬」（４日、小倉）

　伏兵が夏のメイクデビュー小倉を締めくくった。好位の内めで脚をためた１０番人気ケンビション（牡、父マツリダゴッホ、栗東・大久保）が直線で馬群を割って抜け出し、１分５１秒６のタイムで芝１８００メートルの一戦を制した。

　義英真騎手は「調教でも勝負根性を見せていましたが、直線はあいたところにスッと入ってくれました」とパートナーをたたえた。勝ち馬から１馬身差の２着は逃げた５番人気のソニックアロー、さらに首差の３着は４番人気のラレータ。

　なお、デビュー前から注目を集め、１番人気に支持された白毛馬のシロニイは４着。浜中俊騎手は「ゲートが上手で、最後もしぶとかったです。ただ、体に余裕がありましたからね。絞れてくればもっといいでしょうね」と今後に期待を寄せた。