【ボート】井口佳典が太閤賞制覇で12回目のG1制覇
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「太閤賞・G1」(31日、住之江)
住之江伝統の太閤賞は、12Rで優勝戦が行われ、1号艇で人気を集めた井口佳典(38)=三重・85期・A1=が、インコースから逃げて優勝。G1は3月戸田周年以来、今年2回目、G1通算では12回目、一般戦を含めた通算では59回目の優勝を飾った。2着には地元の松井繁、3着には妹尾忠幸が入った。
完璧な逃走劇を決めて井口が2度目の太閤賞制覇を成し遂げた。レースでは3号艇の松井が3カドに引く奇襲に出たが、全く動じることはなかった。「準優で(調整の)答えが出たので良かった。Sさえ決まれば、という感覚でいた」。スリットは横一線。インコースから悠々と1周1Mを先マイすると、一気に後続を突き放した。
太閤賞は06年の49回大会以来、10年ぶりとなる優勝を飾った。「この大会は11大会ぶり。今は実力も多少ついて自信を持ってのぞめました」。当時の初々しさとは違い、強さを備えたトップレーサーとなり、栄誉ある太閤賞覇者に再び名を連ねた。