【有馬記念】ラブリー最強証明する
「有馬記念・G1」(27日、中山)
堂々と決戦の地に降り立った。大一番を翌日に控え、ラブリーデイは僚馬のトーセンレーヴ、オーシャンブルーとともに中山入り。既に輸送前に約1時間の引き運動を済ませており、すぐに馬房に収まった。落ち着いた姿が印象的で、山元助手は「いつも通り、順調に来られました。カイバは競馬が近づくとあまり食べません。自分で走りやすい体に調整するんです。いつものことだし、心配していません」と言い切る。
今回が今年10戦目。タフさを支えるのは内臓の強さだ。「普段はしっかりと食べますし、カイ食いが全く落ちないですね。競馬が終わった次の日からペロリと食べます。疲れも取れていますし、全く問題はないです。本当に賢い馬」と語る。2枠4番からの発進に「絶好枠を引けたし、運も向いている。あとはうまく乗ってもらえれば」と川田の手腕に託すだけだ。
年始の中山金杯での重賞初制覇を皮切りに、ここまでG1・2勝を含む重賞6勝。破竹の勢いでトップホースへ上り詰めた。「ここ中山からいいスタートを切れたし、今回、中山でいい形で締めくくれれば、格好いいし、すごいこと。勝って年度代表馬に選ばれれば最高ですけどね」と期待に胸を膨らませる。3つ目のG1をつかみ、名実ともに現役最強を証明する。